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てんかんかどうか検査することも可能です

てんかんは突発的に発症する病気で、しかも一時的に発生したけいれんや意識の消失は数分で回復する場合がほとんどです。
発症時の記憶が患者さんにない場合が多く、自分自身でてんかんではないかと思う例はまれです。

てんかんを発症する年齢が比較的若い人が多く、特に3歳以下のお子さんでの発症例が多いことも患者さん本人が気が付きにくい理由ともなっています。
そのため発作が起こった時に誰が別の人が目撃することが契機となって病院に来るという例がほとんどです。
その場合でもてんかんに似たような症状は他の原因で発生する事もありえるため、一回の発作だけではてんかんだと判明はしません。
発作が複数回続くようだとはじめててんかんだと判明します。
もっとも一回の発作だけでも脳波などを詳しく検査すればてんかんだと判明します。

その検査内容は、まずは脳波測定があります。
てんかんとは脳の神経細胞の過剰な電気的発射によって発症しますが、症状が出ていない時にもこの電気的発射を観測することが出来ます。
見た目は異常がなくても脳波を検査すればてんかんだと判明する事が多いのです。
脳波の検査は頭に電極をはるだけなので、それほど大きな機械も必要なく患者さんの負担も小さいです。
電極をはった状態で目に光を当てたり決まった動作を行ってもらってその間の脳波をはかると、てんかんの場合には波形に乱れがみえます。

その他の検査内容としては、CT検査やMRI検査などがあります。この病気は脳の損傷が原因で引き起こされる場合もあります。
そのため、症状の聞き取り調査とともに脳の損傷が確認出来ればてんかんと判明します。
脳の損傷とは脳腫瘍・脳出血・脳梗塞・脳挫傷などです。

これらによっててんかんが引き起こされる人はどの年代の人でも発生しえます。
こちらは大がかりな機械が必要ですので、装置を持っている病院に行っての検査になります。
その他に血液検査も行われますが、これは血液を調べるとてんかんが分かるというほどではなく、前の2種類の検査を補う補助的なものです。

てんかんの検査や入院にかかる費用は総額どれくらい?

てんかんの治療は基本的には投薬によって行われます。
その症状の激しさから発作が起こると死ぬのではないかと誤解されがちですが、実際には発作によって死に至る事はほぼありません。
むしろ何かの作業中に意識を失うことで事故を起こしてそれによって怪我をしたり死亡するというケースがありえます。

まずてんかんと診断するための検査の費用としては数万円になります。
聞き取りと脳波測定に血液検査を行って2,3万円ほどになりますが、CTスキャンなど大がかりな機械を使っての検査になると5万円程度になる場合もあります。
ただしこれは診断までの費用です。
正式にてんかんと診断されるとまずは通院による投薬での治療が始まります。
いきなり入院しての治療はまずありません。これにかかる費用の月額はおおよそ1、2万円程度です。
全て保険適用ですので3割負担で済みますが、この病気は自立支援医療制度というものの対象になっていて指定の病院から申請すると負担割合が1割になりますので、月額数千円で済む場合がほとんどです。

薬は多数の種類が開発されていますので、患者さんに合ったものを選んでいきます。
大抵は1種類の薬で症状が抑えられるのですが、効き目が確認出来ない場合には2つ3つと増やしていきます。
それでも症状の改善が見られないものを難治性てんかんと呼びます。

難治性と判明した場合だけ入院して外科的な治療を行うという選択肢が検討されます。
手術となると費用はかなりかかりますが高額医療費制度の対象となる場合がほとんどです。
高額医療費制度は年齢や収入によって負担上限が違いますので事前に確認しておきましょう。
その他ベッドや消耗品などの費用では一日に6千円から1万円程度はかかります。