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てんかんが原因で発生した死亡例

てんかんという言葉はよく耳にしますが、身近な人でてんかん発作を起こしたことがあったり、その場に居た経験のある人は意外と多くありません。
てんかん自体は薬でコントロールできますし命に関わる疾患ではない場合がほとんどです。
気を付けなければならないのは、発作が起きた時の状況と経過になります。
実際に発作が起きた時の状況による死亡事例も報告されているので、本人もそばに居た人も気を付けることが大切です。

事例として、車の運転中に発作を起こし大事故に繋がるケースがあります。
てんかん発作を起こしたことがある人は医師から車の運転をしないよう注意されるのはそのためです。
車で走行中に意識を失うのですからこれは大変に危険であることが誰しも理解できるはずです。
医師から車の運転を許可されるまで決してしてはいけません。重大事故を起こす可能性があります。

入浴中の発作による死亡事例もあります。お風呂場は基本的に1人で入ります。
お湯を張った湯船に浸かっている最中に発作を起こして溺れ、誰にも気付かれずに死亡に至ってしまうケースです。
てんかんの人はお湯を張った湯船には1人で入らないという対策が必要です。
シャワーだけで済ますか足湯などの工夫をしてください。お風呂に限らず海やプール、温泉も同じく注意しましょう。

対策法としては簡単なようでなかなかできないこともあります。
家の中を整頓しておいたり角のある家具はカバーを付けるなどしておかないと、倒れた際に頭を打った事が原因で死亡してしまったり、ぶつかったタンスなどの上から例えばアイロンなどが落下し頭に当たってしまうことも予測しなければなりません。
本人も家族も、いつも身の回りはなるべく安全にしておきます。

食事中に発作を起こしてしまう場合もあります。その時に、食べていたものを喉に詰まらせ窒息してしまう事例もあります。
また、階段の途中なども危険ですからやはり階段の角にスポンジを貼るなどの対策が必要です。

てんかん発作を起こした人を見たら行なうべき対処法

もしも目の前でてんかん発作を起こした人がいたら、安全のために慌てずに対処しなければなりません。
対処法を心得ていても、いざ目の当たりにするとたいていは動揺して頭が真っ白になってしまいます。更に事故に繋がらないよう落ち着いて行動してください。

大声で呼びかけることや身体を揺することはせず、まずは安全な場所に移動してください。
衣服を緩め、呼吸がしやすいようにしてあげましょう。
発作中に嘔吐してしまっても詰まらせないように、吐きそうであればそっと顔を横に向かせます。その後は落ち着いて観察してください。

いまは、てんかん患者のサポートのために発作を記録するアプリも開発されています。
それを使わないまでも、動画に記録しておくのも対処法のひとつになります。
いつ、どこで何がきっかけで、発作の始まりはどのようだったか、前兆はあったか、何分続いたか、発作中にどこがどのように動いていたか呼吸は異常なかったか、顔色や目の動きなど、できる限り見ておくことが大切です。

発作が5分経っても治まらない時や、一旦治まったものの意識が回復しないうちに再び発作を繰り返した場合、ただちに119番に連絡して救急車を呼んでください。
その際には先程の動画や観察した様子などを救急隊員や医師に伝えてください。
このためにも発作の観察は重要な役割であるのです。てんかん発作が治まるとそのまま入眠する場合があります。
そのような時も意識が回復するまでそばを離れないでついていてください。
意識が戻ったものの万が一、麻痺や怪我、言語がおかしいといった様子のある場合はすぐに受診してください。

前触れもなく目の前でてんかん発作で人が倒れたら、大変びっくりしてしまうでしょう。
しかし何としても落ち着いて対処してください。無理なようでしたら安全を確保した上で救急車をよびましょう。