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てんかんは完治することはある?

てんかんの発作を抑える為の治療基準は一般的には抗てんかん薬を、定期的に服薬する事です。
場合によっては、発達障害や知的障害等と合併する事もあるので、頭に入れておくと良いでしょう。

昨今では幾種類もの薬が開発されそして普及しているので、主治医の指導の元に処方された薬を正しく、そして飲み忘れの無い様に服用する事が大切です。
治療期間は人それぞれで個人差がありますが、数年程度を超える可能性があります。

しかしこの間に特に変わった所がなければ、服薬せずとも食事・徒歩での移動・着替え、入浴等に代表される一般的な生活は、出来るようになって行くと考えて良いでしょう。
とは言え、てんかんの病状を一定の頻度で前回と比較及び経過観察、あるいは併せて障害の有無のチェック等も行う事はあります。

では子供のてんかんの場合はというと状況は異なり、それは一定程度の年齢を境にして状態が良好に転じるタイプが比較的多い模様です。
このケースは個人差がありますので主治医等に指示を仰ぎ、治療の継続について確認しておき忘れない様にしましょう。

子供のてんかんの治療は一般的に長丁場となりやすく、じっくりと腰を落ち着けて取り組む姿勢が大切です。
とは言え子供の場合は一般的には発作時を除けば、それ以外の症状で心配する事は少ない傾向にあります。
言うまでもありませんが規則正しい生活態度は一貫して守り、夜更かしをして睡眠不足にならない工夫や、疲れたら睡眠を取り体力回復に努める事等は、遵守しましょう。

また子供でてんかんという患者さんの場合は、ある程度の長期に渡る経過観察が必要と言われています。
そして薬なしでも発作の回数が減り、徐々に一般的な生活が出来る様になって来るという訳です。

すなわち治療期間は長くなりがちですが、それでも諦めずに治療を続ける事が、てんかんは良好な結果を辿りやすいと言えるのです。
したがって特に子供のてんかんの患者さんの場合は、その程度は良好で完治する可能性は高いと言えます。

てんかんは再発リスクも高い病気です

抗てんかん薬を利用する事で、発作を大幅に抑えられる技術は確立しています。
しかし、調子良くなって来たからと言って直ぐに薬を止めてしまうと、高確率でてんかんが再発してしまう事が分かっています。

では、てんかんの再発リスクを抑える手立ては無いのかと言えば、外科手術という手段があります。
とは言え外科手術が全てのてんかん患者さんに有効という訳ではありません。
例を挙げれば薬が効かない、または実際にはほとんど効いていないというタイプの患者さんは対象基準です。
また脳内の特定部位が原因でてんかんが起こっていることが明らかであれば、外科手術の改善率は高く、効果的な対策方法の一つと言って良いでしょう。

ちなみに当該手術の改善率は高く、ある種類のてんかん患者さんの外科手術により発作が消失するパーセンテージは、およそ80%から90%程度というレベルです。
また手術が困難という場合には症状を緩和させる為の術式もあり、実績もありますから、てんかんは完治する病気であるのが常識という時代は、そう遠くないかも知れません。
しかし仮に手術が成功したとしても、それだけでは不十分です。
少なくとも暫くは再び薬を継続して、経過を観察する必要があります。

勿論発作の有無等の観察に加え、脳波計で観察する等の主治医の地道な診察を幾年かに渡り行った上で、抗てんかん薬の漸減を行います。
そして中止しても問題ないかを主治医が吟味・決定し、初めて減薬という道を辿れる訳です。

前述の様に慎重の上にも慎重を重ねて治療を行う訳は、てんかんが再発しやすい病気であるからです。
とは言え医療技術は進歩を続けており、再発リスクが高い問題は段階を踏んで緩和して行くでしょう。
ですから、再発しやすい病気というイメージは無くなるという時代は、そう遠くはないのかも知れません。